高知県森林インストラクター会
秋澤会長から挨拶 津野町役場のセラピー担当の川田さんからお話を聞く。
 平成20年11月9日(日)、高岡郡津野町の天狗高原で「四国カルストの自然とセラピーロード散策」」を開催しました。
 今回も、天気は残念ながら朝から雨・・・でした。
 バスで天狗高原に向かう道中の紅葉は絶景。時折あめのために雲がかかるものの、その切れ間から見える景色に感動しながら天狗荘へ到着しました。
 11月上旬とは言え、ここは四国カルスト。しっかりとあたたかい服でカッパを着て、前回同様、雨のセラピーロードもまた別の楽しみがあるので、午前中は散策をし、午後はカルスト学習館にて植生の講義を聴くこととしました。
 まずは、秋澤会長があいさつをし、今回お世話になる地元の津野町役場のセラピー担当の川田さんの話を聞きました。ここのセラピーロードの特徴を丁寧に説明いただきました。
 それでは、雨対策をしっかりして出発です。
 セラピーロードは、ゆるやかに歩ける場所ですが、標高が高いため景色は初冬でした。既にセラピーロード沿いの木々はほとんど葉を落としていました。しかし、その中でも赤い葉を付けているイロハモミジや、足下の山野草を見ることができました。道中は、鴻上先生の詳しい説明を聞きながら、時には参加者から質問が出てそれを観察しながらゆっくりと歩きました。
セラピーロード入り口 さあ、出発 紅葉も残っていました
うっすら霧がかかって幻想的な森 鴻上先生が説明しながらゆっくりと進む 今回はカラマツ林で引き返しました。カラマツも黄色く色づていました
 チップを敷いているため、足にやさしく、森の木々やこけや土の香りの中を歩きました。やはり雨のためぬれるので、ちょっと身体が冷えた参加者もいたようですが、めいめいにセラピーロードを満喫しながら、コースは予定より短くして折り返しました。
 天狗荘に到着。
ストレス度チェック。機械で計測。 リラックスできたかしら・・・
 寒かったため、心からリラックスできたかどうか・・・、到着してストレス度チェックを行いました。唾液のアミラーゼの値でストレスが軽くなったかどうか分かるものを参加者全員が行いました。

天狗荘の和室で昼食の時間。セラピー弁当のふたにはには今日の日付が書いていました。
 昼食は、天狗荘の和室でいただきました。こちらの名物「セラピー弁当」です。
 竹籠に、季節を味わえるおかずがつまっていました。そして、紅葉の葉っぱも彩りに添えられていました。

午後はカルスト学習館で、セラピーロード周辺やカルストの植生についての講義を聴きました(左写真)
拾ってきた落ち葉について説明(右写真)
 昼食後は、カルスト学習館に移動し、天狗高原の植物の話を、を鴻上先生から聞きました。
 まず、午前中にセラピーロードで拾ってきた落ち葉を並べての説明がありました。参加者からも、たくさんの質問がでました。
 つづいて、スライドを交えた植物の話を聞きました。カルスト特有の植生があり、その土地に特有な植物の紹介を、熱心に聞いていました。

 雨続きで、参加した方々には寒い思い出にもなったかもしれませんが、本当に魅力的なロードで、四季折々に楽しめますので、ぜひ再び訪れていただければと思いました。
この事業は「森林環境税」を活用して行いました(こうち山の日イベント)
掲載日:2008年11月24日
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