高知県森林インストラクター会
 平成21年11月1日、「奥物部の紅葉登山とべふ峡温泉」を、参加者は19名、講師1名、インストラクター会から9名で実施しました。
 天気は午後から雨という予報。香美市土佐山田町を移動していた頃は、すこし朝日も見えていました。開会式を急ぎ足で終了し、白髪山頂上へ・・・。しかし、登り始めてまもなく雨は降ってきましたので、カッパを着ての登山となりました。
 
 雨の登山となったため足場が悪く、途中、4人の方が断念し、インストラクタースタッフがご一緒して下山しましたが、他の方は頂上に到達しました。残念ながら、頂上から望むはずだった三嶺は霧でまったく見えませんでしたが、なかなかこういった雨の中、これだけ多くの参加者といっしょに登る機会もありませんので、ある意味、充実した気持ちでの記念撮影となりました。
 しかし、雨は本降りになる一方なので、早々と下山することにしました。
 途中、講師の渡辺允史先生が樹木や植物の話をする予定でしたが、悪天候のため、ゆっくりできなかったのが残念でしたが、色づく木々がうっすらと霧の中に見えて、美しかったです。
 ただ、ここ三嶺山系では鹿の食害が問題となっており、登山道でも幹の皮をはがれた木々が見られました。足下に注意しながら、登山口へ到着!ケガもなくみんなが無事降りられて、ほっとしました。
 カッパはぐっしょりぬれたので、早々と着替え、べふ峡温泉へ向かいました。紅葉の時期としては本当に最高の時に来たので、道中バスの中から見える赤や黄色の木々に生える山の景色を心から楽しみながら、温泉に到着しました。

鹿に幹の皮をはがれた樹

笹と紅や黄色の葉と白い霧が美しい

登山口に到着

ぬれたカッパを早く脱ぎました

別府峡へ抜ける林道は紅葉の大パノラマ!

渡辺先生を囲んで話を聞く。

山は秋も終盤なので、種類は多くないといえど、これだけの種類の木が見られました。

別府渓谷

渡辺先生に話を聞く参加者
 べふ峡温泉到着。晴れていたら頂上でおいしく食べるはずだったお弁当を食べ終わった方から順次温泉に入りました。ぬれて冷えた身体にべふ峡温泉のお湯は最高!でした。

 温泉で身体も心もあたたまったところで、渡辺先生が山ではほとんど案内ができなかったため、登山道で見られた木々の葉っぱを一覧にして、参加者に説明してくれました。参加者のみなさん、植物を見る余裕はあまりなかったので、喜んで聞いていました。

 そして、雨でゆっくりと山を楽しめなかったため、最後に、バスで別府渓谷へ戻り、自由時間を設けました。短い時間ではありましたが、奥物部の名所「別府渓谷」の紅葉狩りを満喫していただきました。
[参加者の声]
○ご案内の方々は親切でしたが、天気に恵まれなかったのは残念でした。
○連日晴天つづきなのに、本日のみ雨天が残念、登山愛好者が雨の中を行く気持ちが解った。インストラクターの方々、ご苦労様です。
○安全面など行程をしっかりとサポートしてくれたので、安心して歩けました。雨が残念。雨の時など、登った山の植物や木についてのスライドでもあれば良かったかも。でもべふ峡散策、温泉と楽しめて満足しました。
○初めて来た所だったので、晴れていたらなお景色が観れて良かったのにと少し残念でしたが、又参加させてくださいませ。
 う〜ん、みなさんやはり雨だったのが残念!という声がほとんどでしたが、ある程度楽しめたという声を聞いて、スタッフ一同、ほっと安心しました
この事業は「森林環境税」を活用して行いました(こうち山の日イベント)
掲載日:2009年11月10日
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