高知県森林インストラクター会
 平成27年度は養成講座を初めて開催しました。15名募集のところへ22名の申込みがありました。内容とその様子をご紹介します。
平成27年度高知森林インストラクター養成講座
 開催日:平成27年7月12日〜平成28年3月6日 全9回
 場 所:四国森林管理局、情報交流館、甫喜ヶ峰森林公園
 受講生:22名
 内 容:「森林」、「林業」、「森林内の野外活動」及び「安全及び教育」の4分野の講習及び実習を実施しました。講座内容は、「森林インストラクター」の受験に対応できる内容で、修了審査合格者には「高知森のインストラクター認定証」を授与しました。
 修了証書12名、修了審査合格者13名
  開催日 場  所 受講生
/スタッフ
内  容
1 7/12(日) 四国森林管理局 21名
/9名
開校式
「森林」「野外活動」
2 7/26(日) 四国森林管理局 16名
/6名
「林業」「安全と教育」
3 8/23(日) 四国森林管理局 16名
/8名
安全の知識 森林のレクリエーション
4 9/20(日) 四国森林管理局 11名
/6名
森林インストラクター受験対策講座
5 10/4(日) 高知県立甫喜ヶ峰森林公園 12名
/7名
亜寒帯〜冷温帯の樹木(実習) 園内の植物観察・植物標本の作り方
6 11/1(日) 高知県立森林研修センター情報交流館 13名
/5名
暖温帯〜亜熱帯の樹木(実習) センター内の植物観察・植物標本の作り方
7 12/13(日) 高知県立森林研修センター情報交流館 12名
/5名
ネイチャークラフト、野外活動
8 1/31(日) 大豊町 11名
/5名
現地視察研修
9 3/6(日) 高知県立森林研修センター情報交流館 13名
/5名
修了式
 修了審査
きのこ栽培の手法
掲載日:2016年5月9日
 平成27年度高知森林インストラクター養成講座が開講しました。
 受講申込み22名でスタート。その様子を簡単にご紹介します。
【第1日目】
 7月12日(日)9:00〜16:00
 四国森林管理局6階研修室
開講式のようす→


 初日は、参加者21名、インストラクタースタッフ9名で行いました。
「森林」の概要とまとめ
 (森林の仕組み、植生の遷移、樹木、森林の動植物、森林の地質、土壌と水分)
 
「野外活動」の概要
 (森林レクリエーション、キャンピング、ネイチャークラフト)

 途中、ロープワークに実際に挑戦しました(右写真)。アイスブレーキングとしてネイチャーゲーム「私はだれでしょう」も体験しました。
  
ロープワークのようす→
掲載日:2015年7月13日
【第2日目】
 7月26日(日)9:00〜16:00
 四国森林管理局6階研修室

 参加者16名、インストラクタースタッフ6名で行いました。午前中の講義は、
 「通信課題のフィードバック」(30分)
 「林業」の概要(右写真)
 (山村と農林業、森林の効用、森林の施業、木材、特用林産物)
「安全と教育」の概要
 (安全の知識、気象、救急処置法、環境教育、自然保護、指導技術、企画手法)
各項目の説明と、救急処置法はビデオで学習しました。 
掲載日:2015年8月2日


森林の動物や松くい虫等の被害の日本列島の分布 樹木の種類・見分け方のポイント、野鳥の説明
葉のつきかたや手触り、ルーペを使って毛を確認するなど、実物を観察。 10種類以上のどんぐりの種類を見分ける
【第3日目】
 8月23日(日)9:00〜16:00
 四国森林管理局6階研修室
 参加者16名、インストラクタースタッフ8名で実施。4つのグループに分かれて行いました。

 午前中の講義は、「通信課題のフィードバック」(30分)の後、樹木の種類他(右写真)を学習しました。
意見をそれぞれが書いて出し合いました 話し合ってまとめました
4つのグループが順に発表。それぞれの特徴のある内容でした。 ナイフの使い方。まずは自己流で。指導のポイントを聞いて再度使用。
 午後の前半は、企画指導。実際にやってみることをメインに行いました。
 まず、BS法とKJ法の説明の後、実際に2つのテーマ「里山の利用」と「登山中に参加者が体調不良を訴えました。さあどうする!」で、グループ別に意見やアイデアを出し合い、代表が発表しました。

 後半は、野外活動として、地図の見方、ナイフの使い方やネイチャークラフトについて学びました。
掲載日:2015年8月25日
講義の様子 午前中の「森林」
「安全と教育」 午後は「林業」、「野外活動」
座学だけでしたので、座っている写真ばかりです…
【第4日目】
 9月20日(日)9:00〜16:00
 四国森林管理局6階研修室
 いよいよ来週実施される「森林インストラクター資格試験」直前の受験対策講座。
 シルバーウィークまっただ中の秋の青空を横目に、午前中は「森林」「安全と教育」、午後は「林業」「野外活動」と4分野について1日中座学という内容でした。
 連休のためか受講生は少なめの11名。インストラクタースタッフは6名。
 みなさん黙々と学習していました。
掲載日:2015年9月21日
似た木の特徴の説明を聞きました。 まずは説明無しで、自分たちで特徴を探しながら何の樹木か考えました。
 針葉樹では、アカエゾマツ、エゾマツ、トドマツ、ハイマツ等。広葉樹は、ハルニレ、オヒョウ、シラカンバ、ウダイカンバ、イヌブナ、ミズナラ等。今回の講座のために採取された北海道の生の枝です。初めてみて、感動したとの声も聞かれました。
針葉樹だけでなく広葉樹も観察。
【第5日目】
 10月14日(日)10:00〜16:00
 高知県立甫喜ヶ峰森林公園
 参加者12名、インストラクタースタッフ7名で行いました。この日は、この講座へ助成いただいている森と緑の会から井上さんが参加され、3つのグループに分かれて行いました。

 午前中の講義は、「亜寒帯から冷温帯の樹木」です。行かないと見ることのできない北海道の生の樹木の枝を観察しました。受講生のみなさんも初めて見る樹木。似た樹木もあり、その特徴を食い入るように観察しました。
後ほどの観察用に枝を採取(公園の許可をとっています) アキグミの実。ほか、ちょうど色づいた実を観察できた樹木もありました。
甫喜ヶ峰森林公園の花木の森の樹木。 帰ってきて、説明を聞いた後、観察。
採取した枝を見ながら、特徴などの復習。 植物標本をつくるため、新聞にはさんで持ち帰りました。
 午後は公園内の樹木観察です。森林学習館を中心に、1時間ほどかけて公園内をゆっくり歩きました。
 樹木の特徴を聞きながら、学習館に帰ってからの観察用に枝を採取し、写真をとりながら、観察しました。

 とってきた枝は室内で図鑑を見ながら観察し、標本用づくり。最初は毎日の新聞変えが面倒ですが、後々学習するのに標本はとてもよいと、今回の講師が実際に作った標本例を見て、きれいに新聞にはさんでいた受講生も多かったです。
掲載日:2015年10月14日
午前中は室内での学習 先に採取していた枝を観察
【第6日目】
 11月1日(日)10:00〜16:00
 高知県立森林総合センター『情報交流館』で3つのグループに分かれて行いました。

 午前中の講義は、「暖温帯から亜熱帯の樹木」です。
情報交流館前からスタート 駐車場に植えられているヤマモモ
近くの里山を巡るコース 帰ってきて観察や復習
 午後は情報交流館のある森林総合センターの樹木観察です。
 身近な里山の樹木等の特徴を聞きながら歩きました。前回と同じく、帰ってからの観察用に枝を採取し、写真をとりながら、観察しました。
掲載日:2015年12月7日
この講座は、(公社)高知県森と緑の会の「緑と水の森林ファンド」を活用して実施しています。 
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